今回の作業は紙細工のロールピクチャーです。
こちらのロールピクチャー、病院では複数人で2ヶ月ほどかけて作成する大規模なものなのだそうです。(今回は勉強なので小規模でやっていますが・・・)
紙を巻き
色を塗り
一定の長さに切り
台紙に貼る
ひたすら貼る
この一連の作業を黙々と繰り返していきます。
それぞれの作業はさほど難しくないので、必要となる技術に比べて大きな達成感を得ることができます。
個人では各作業を受け持つことになるので、個人の適正に合わせた工程を選べます。
このロールピクチャーの作業中は集中して行うので、統合失調症でいろんな刺激が入ってきてしまう患者さんに、単一の作業を行わせることで得られる刺激を減らすことが可能です。
また手先を集中して使うので、高齢者の身体機能維持にも有効のようです。
そしてこちらが完成した作品です!
・・・となる予定でしたが、本日は完成しませんでした(いつか完成品をUPしますよ・・・!)
病院ではこのように「分割画」を取り入れて大きな作品を作ったりもしているそうです。
今回の絵の題材は花札の図柄ですが、もし患者さんがここから花札に興味を持ってくれたら、その患者さんの次の治療に花札が使えるかもしれないですね。
単発の作業ではなくストーリー性ある作業だったら、次はどんな作業が待っているんだろう・・・ってわくわくしちゃいますね。